バイオ病理研究所 / フナコシ ID: J00380

バーチャルスライド作製サービス ID: J00380

破損や退色の心配がない組織標本スライドのデジタル画像データ化

サービスについて

概要

病理組織標本スライドから、破損や退色などの心配がないデジタルスライド画像データを作製致します。
データ共有ができ、プロジェクター上に出力することも可能です。ディスカッションの場などで活躍します。
また、組織標本スライドを廃棄する前に、デジタルデータ化して保存するといった用途にもご利用いただけます。

ビューワーソフト(OlyVIA)の動作環境

(オリンパスホームページより引用)

オペレーティング・システム:
Microsoft WindowsXP SP2以降,Microsoft Windows VISTA Business SP1,Microsoft Windows7 Professional 64bit SP1,Microsoft Windows7 Professional 32bit SP1,Windows 10 (32bit, 64bit)   (その他OSには対応していません)

CPU:インテルPentium4以降 (最低1.3GHz,2GHz以上推奨)
メモリ:512MB以上 (1,024MB以上推奨)
ハードディスクの空き容量:100MB以上 (インストール時は空き容量を十分確保してください)
ディスプレイ: 解像度1,280x1,024以上、表示色32bit true color以上
入力デバイス: 2ボタンマウス(ホイール付き推奨)、キーボード

Administrator権限のある半角英数字のユーザ名でWindowsログオンしていること
Windowsの自動更新とアンチウイルスソフトは無効に設定

fig.1     HE染色(マウス皮下腫瘍)スライドをバーチャルスライド化した一例。パソコン上で無料のビューワーソフト(OlyVIA)によりさらに高倍率・高解像度のHEスライドをPCモニター上で観察することができます。またスライドのフロスト部分も確認できます。この組織は小さいのでバーチャルデータ容量は1GB弱(900MB)程度です。基本的にはこの倍(2GB)/スライドとお考えください。従いまして、100枚のご依頼ですと2GBx100=200GB計算になります。市販されている500GBのポータブルHDに十分入る計算になります。
fig.2     上記のHE染色像をPC上で拡大した写真。バーチャルスライドの特徴として自分の好きな倍率で観察することが可能です。この場合の写真倍率は顕微鏡でいうとx20~x40倍のアングルに相当します。写真では腫瘍細胞が真皮から皮下組織まで浸潤している像が観察されます。
fig.3     上記のHE染色像をPC上でさらに拡大した写真。この場合の写真倍率は光学顕微鏡でいうとx400~x600倍のアングルに相当します。腫瘍細胞および炎症性細胞の浸潤や水腫などをさらに拡大することで観察することができます。通常、光学顕微鏡では基本的なレンズの構成はx40~x400像(接眼x対物レンズ)までの範囲になるのに対し、バーチャルスライドではそれ以上拡大して観察することができます。もちろん左の画像をこの倍率で切り貼りすることも容易にできます。

バーチャルスライド作製サービスのお申し込み方法

  1. バーチャルスライドを希望する動物種・染色スライド名(HE染色スライド等)
  2. バーチャルスライドを希望するスライド数(100枚等)
  3. スキャン倍率(標準画質は×200像です。スキャンする倍率により価格が異なりますのでご注意下さい。)
  4. 納品デバイスの選択(ご指定がなければメーカー側でポータブルHDDを手配します。デバイスをご供与頂ける場合は、十分な容量のものをご送付下さい。)

バーチャルスライドサーバーのご利用

株式会社バイオ病理研究所では、2020年9月に「バーチャルスライドサーバー」を導入しました。このシステムは、病理スライドをデジタルデータ化するだけでなく、サーバーにアップすることを目的としたシステムです。

【特長】
  1. バーチャルスライドをサーバーにアップすることで、お客様方のPCでバーチャルスライドを表示できます。(fig.4)(fig.5)(fig.6
  2. Windowsだけでなく、MACやiphone、iPadも対応可能であるため、インターネットの環境があるところであれば、どこでも閲覧できます。
  3. ラボ内での発表、学会発表などで、バーチャルスライドを表示できるため、大切なスライドを持ち運ぶ必要がありません。
  4. 下表、参考価格の「バーチャルスライド作製費用+¥500/枚(税抜)」で、サーバーにアップすることができます(年会費、月額費用の御請求はありません)。

Webブラウザー上で、マウスをスクロールすることで、拡大・縮小することもできます。 また、好きな拡大像で、切り貼りすることもでき、その場所をjpegファイルとして、PCのデスクトップなどに保存することも可能です。

ご注文に関して

お問い合わせフォーム よりお問い合わせください。

参考価格・納期

バーチャルスライドの種類 スキャン
倍率
0~10枚(税抜) 11~50枚(税抜) 51~100枚(税抜) 101~500枚(税抜) 501~1,000枚(税抜) 1,000枚以上(税抜)
明視野像
HE染色・特殊染色
(26mm×76mm)
×200 ¥3,000~/枚 ¥2,800~/枚 ¥2,500~/枚 ¥2,300~/枚 ¥2,000~/枚 ¥1,800~/枚
×400 ¥4,200~/枚 ¥3,900~/枚 ¥3,700~/枚 ¥3,500~/枚 ¥3,200~/枚 ¥3,000~/枚
暗視野像
蛍光染色・DAB発色の
免疫染色など
(26mm×76mm)
×100 ¥4,200~/枚
×200 ¥4,800~/枚
×400 ¥5,900~/枚

* 蛍光スライドのバーチャルスライド作製の御依頼はバイオ病理研究所社で作製した蛍光免疫染色スライドのみのサービスになります。
* 蛍光スライドの撮影倍率は200×像までです(400×像には対応しません)。また発現態度によっては100×像の方がきれいな場合がありますので、倍率を変更する場合があります。あらかじめご了承下さい。
* バイオ病理研究所社以外で作製されたスライドについても基本的に受け付けますが、スライド内のゴミや汚れや退色したスライドなどによるものに関しては再スキャンのサービスは 実施しませんので、送付の際には予め顕微鏡等で御確認の上スライド内のチェックされた上で送付をお願い申し上げます。
* バーチャルスライドのデータ容量は組織の大きさにもよりますが、スライド1枚当たり約1~2GB/枚とお考え下さい。納品時に保存するポータブルHDDについては、ご指定がなければメーカー側で手配します。デバイスをご供与頂ける場合は、十分な容量のものをご送付下さい。

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