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Olink® プロテオーム解析 ID: J01912

サービスについて

概要

Olink Proteomics社が提供するOlink®はProximity Extension Assay(PEA法)による特異性の高いイムノアッセイと次世代シーケンサーを組み合わせた手法で、高感度でハイスループットな解析を実現します。Olink Explore HTを使用することで、最大約5,400種類のタンパク質を定量できます。

富士フイルム和光純薬株式会社と協業したOlink Targetの受託をスタートしました。
Olink PEA法による高感度プロテオミクス解析サービス はこちらをご確認ください。

理研ジェネシス Olink® プロテオーム解析の強み

  • Olinkの認証サービスプロバイダー
  • Olinkの全プラットフォーム、全パネルに対応
  • ハイスループットなアッセイ系で数千検体規模の調査・コホート研究に対応
  • 様々な機関から認められた品質保証で医薬品開発に対応
  • 血清血漿以外の検体種での様々な実績
  • 経験豊富なスタッフによる安心のサービスとサポート体制
  • 充実のデータ解析メニューをご提供

Olink®の特徴

高感度なタンパク質定量解析
Olinkでは抗体とDNAベースの手法を組み合わせたPEA法を用いることで、抗体の交差反応性を排除することに成功し、高い特異性・高感度性・再現性を実現しました。
*「抗体の交差反応性」:抗体が抗原とは異なるタンパク質を認識して結合すること。

PEA法の概要(fig.1
PEA法では、標的タンパク質に対して2種類の特異的な1本鎖DNA タグ付き抗体を用いてイムノアッセイを行います。2種類の特異的な抗体が正しく標的を認識した場合のみ、それぞれの抗体に付加している1本鎖DNAから2 本鎖 DNA が形成されます。次に、この2本鎖DNAを鋳型にしてPCRを行います。最後に、増幅したDNA断片をリアルタイム PCR や次世代シーケンサーで検出し、標的タンパク質の発現量を定量解析します。

低濃度タンパク質の検出も可能に
PEAテクノロジーではDNAタグ付き抗体を使用することで従来法より高い特異性を示します。また、PCRによるDNA断片の増幅によって検出感度を高めます。その結果、質量分析法では測定が困難であった低濃度のタンパク質、サイトカインやケモカインの検出も可能です。高濃度のタンパク質は、抗原抗体反応に最適化されたサンプル希釈率を用いて定量します。(fig.2

測定対象タンパク質の概要
  • 血液中の分泌タンパク質:「Blood Atlas」から選出
  • 組織特異的血液バイオマーカー:主要27臓器の漏出タンパク質
  • 炎症性タンパク質:PubMedの抄録3500万件のテキストマイニングでピックアップ
  • 薬剤標的タンパク質:既存薬と現在進行中の治験候補
  • 血中タンパク質:血液中において質量分析によって同定されているタンパク質/li>

Olink Explore® シリーズ・Olink® Reveal

                
Olink Exploreシリーズは、NGSを用いてデータをリードアウトするプラットフォームです。 Olink Explore HT、Olink Explore 3072に加え、2025年9月から、「Olink Reveal」が加わりました。
Olink Explore HT一度に測定できるタンパク質の種類 約5,400種類 1解析あたり検体数 172検体 検体量 最低30μL より網羅的なご研究向き
Olink Explore 3072 一度に測定できるタンパク質の種類 約3,000種類 1解析あたり検体数 88検体 検体量 最低30μL パネルごとの解析も可能(*1)
Olink Reveal 一度に測定できるタンパク質の種類 約1,000種類(免疫・炎症系を中心に) 1解析あたり検体数 86検体 検体量 最低30μL 感染症研究向き

Olink Explore HTのタンパク質リストはこちら
Olink Explore 3072のタンパク質リストはこちら
Olink Revealのタンパク質リストはこちら

*1 Olink Explore 3072は、8種類のパネル(循環器、癌、神経、炎症の4種類項目、各2種類)を用いることで、最大約3,000種類のタンパク質を同時に検出可能です。(注)Olink Explore HTは1つのパネルです。

Olink® Explore 3072 パネル構成

疾患領域 パネル
心臓代謝疾患 OlinkTMExplore 384 Cardiometabolic
OlinkTMExplore 384 CardiometabolicⅡ
炎症性疾患 OlinkTMExplore 384 Inflammation
OlinkTMExplore 384 InflammationⅡ
神経疾患 OlinkTMExplore 384 Neurology
OlinkTMExplore 384 NeurologyⅡ
腫瘍性疾患 OlinkTMExplore 384 Oncology
OlinkTMExplore 384 OncologyⅡ

データ解析(オプションサービス)

Olinkはオプションによってさまざまな解析が可能な商品です。
統計解析を用いた群間のタンパク質発現比較、発現変動が上位のタンパク質の抽出、クラスタリング、パスウェイ解析、データの可視化(散布図、クラスタリングなど)などがご利用いただけます。解析結果は、理研ジェネシスオリジナルのデータ閲覧ソフトウエア「Riken genesis Visualizer for Proteome」で閲覧いただけます。(fig.3)(fig.4)(fig.5)(fig.6


納品物

  1. NPXデータファイル(.csv形式 および .parquet形式)
  2. Excel上で閲覧しやすい形に変換したNPXデータファイル(.csv)
  3. 解析報告書(OlinkTM NPX Explore より出力されたAnalysis Reportを含む)
  4. 暗号化したDVD-R、暗号化したUSBメモリーまたは、暗号化したHDD [NPX file(.csv形式)、(ランダマイゼーションを行った場合)サンプル情報ファイル(.csv形式)を含む]

検体種

血清、血漿 (その他のサンプル種については、別途ご相談ください。)
Olink Explore:30µL以上(可能であれば100uL)
Olink Target:20µL以上

ご提出方法

Olink®では、96ウェルプレートに検体をランダムに配置してアッセイを行います。
そのため、検体を96ウェルプレートにランダムに配置した状態で、冷凍送付してください。
ランダマイズの方法については、発注時にお問合せください。
*理研ジェネシスでのランダマイズをご希望される際は、別途費用がかかります。

ご注文に関して

お問い合わせフォーム よりお問い合わせください。

製品カタログ・リーフレット

参考価格・納期

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