Ella Biotech / フィルジェン ID: J01016

トリマーオリゴを用いたランダムオリゴヌクレオチドライブラリー合成 ID: J01016

サービスについて

概要

ライブラリー構築に 2’-デオキシヌクレオチド トリマーホスホロアミダイト(トリマーオリゴヌクレオチド)を使用しています。これは、オリゴヌクレオチド指向性突然変異誘発(oligonucleotide-directed mutagenesis、ODM)を行うために特に効率的な方法です。
本ライブラリー合成では、ランダム化部分をトリマーオリゴヌクレオチド(コドン)単位の混合物を用いて化学合成を行います。混合物に含まれる20種類のアミノ酸をコードするコドンは、終止コドンを避けた各1種類の配列をもつコドンを採用しており(利用可能なコドンの項を参照)、任意のアミノ酸を選択する、アミノ酸の比率を等しくする、任意のアミノ酸比率にするなどのことが可能です。

システインを除く(*) 19種のアミノ酸をカバーするトリマーオリゴヌクレオチドの等モル量混合物をはじめ、含まれるトリマーオリゴヌクレオチドを個別に指定した混合物、ミックス比率を指定した混合物など研究者のニーズにきめ細やかに対応したトリマーオリゴヌクレオチド混合物での対応が可能です。

*システインは、ジスルフィド結合による架橋を形成し、複雑化の原因となるため、取り除くことを推奨しています。(要望により、システイン含有混合物の合成も可能です。)

特長

  • コドンバイアス、フレームシフトが生じない
  • 終止コドンが生成されない
  • 合成スケール 40nmol、保証収量 3~5nmol
  • 各トリマー存在比の分散値2~9%を保証(統計数300クローン)
  • 90~95%の純度を保証(4~8カップリングのトリマーを含む70merの場合)
  • 精製にはHPLCとPAGEを使用
  • ライブラリー合成前にNGSによりトリマーオリゴの品質チェック済み
  • ISO9001に準拠
  • トリマーオリゴの修飾が可能(ビオチン、リン酸化、スペーサーなど)(オプション)
  • 無料でトリマーオリゴの増幅プライマーを提供可能(注文時に希望をお知らせください)(オプション)

利用可能なコドン

フォワード(コーディング)コドン リバース(ノンコーディング)コドン
No.アミノ酸コード(5’-3’) No.アミノ酸コード(5’-3’)
1LysAAA 1PheGAA
2AsnAAC 2ValAAC
3ThrACC 3AspATC
4IleATC 4HisATG
5MetATG 5LeuCAG
6GlnCAG 6MetCAT
7HisCAT 7ArgTCT
8ProCCA 8GlnCTG
9ArgCGT 9SerAGA
10LeuCTG 10ThrGGT
11GluGAA 11AsnGTT
12AspGAT 12AlaTGC
13AlaGCA 13ProTGG
14GlyGGT 14GluTTC
15ValGTT 15isoleucine, rev.GAT
16TyrTAC 16tryptophane, rev.CCA
17SerTCT 17glycine, rev.ACC
18CysTGC 18lysine, rev.TTT
19TrpTGG 19tyrosine, rev.GTA
20PheTTC 20CysGCA

合成デザイン例(fig.2

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