組織の微小環境を解析する強力なツール
GeoMx Digital Spatial Profiler
GeoMx® Digital Spatial Profilerは、組織切片上の関心領域を高精度に解析し、RNAとタンパク質の多重発現プロファイルを非破壊的に取得できる革新的なプラットフォームです。組織の形態情報を保持したまま、特定の細胞集団や微小環境における分子発現を詳細に解析することで、疾患メカニズムの解明や新たなバイオマーカーの発見に貢献します。
GeoMx® Digital Spatial Profilerの特長
- 驚異的な多重解析能力:広範囲な分子プロファイリングを一度に
1回のアッセイで、最大20,000種類のRNAと570種類のタンパク質という、広範なターゲットを同一スライド上で同時に検出できます。(近日中に1,000種類のタンパク質パネルをリリース予定)
- 関心領域を自在に選択:形態情報に基づいた精密な解析
従来の空間解析技術とは異なり、組織の形態学的染色画像に基づいて、研究者が興味のある特定の領域(腫瘍微小環境、特定の細胞クラスターなど)を自在にセグメント化し、解析対象として選択できます。
- 多様なアプリケーション:幅広い研究領域で活躍
腫瘍学、免疫学、神経科学、発生生物学といった多様な研究領域で活用されています。バイオマーカーの探索、薬剤応答性の予測、疾患メカニズムの解明、細胞間相互作用の解析など、幅広い研究課題に取り組むための強力なツールとなります。
- 多様なサンプルに対応:貴重な検体を有効活用
日常的に研究や診断に用いられるFFPE(ホルマリン固定パラフィン包埋)検体やFF(凍結切片)検体など、様々な種類の組織サンプルに対応しています。