ゲノム上のタンパク質に転写・翻訳される領域「エクソン」を限定的に回収し、シーケンス・解析する手法です。エクソンに対して特異的なプローブを用いることで、エクソン領域のみを回収してシーケンスを行います。
ホールゲノム解析と比べて取得データ量を抑えることで、低コストに解析できる点がメリットになります。ガン組織の解析などの厚みのあるデータが必要な場合に、有効な手法になります。
実施可能なアプリケーション例
ヒトエクソーム解析
Agilent technologies社のSureSelectを使用してライブラリ調製を行いシーケンスを実施します。
<代表的な仕様>
使用キット :Agilent SureSelect Human v6 (UTR 無し)
シーケンス条件:NovaSeq6000 150bp, paired end, 7 Gb /sample
データ解析 :マッピング、SNP解析、small In/Del 解析
* V5, UTRあり、Mouse 等のキットの選択も可能です。